供物は「さあどうぞお召し上がりください」という気持ちで供えるものです。
暑い季節には、足の早い食品などは長時間お供えしておくと風味を失ったり、腐ったりします。これでは仏様に失礼です。
朝、一番茶を熱い内にお供えします(宗派によっては供えない場合もあります)。御仏飯は炊きたてを供え、硬くならないうちにお下げしましょう。また仏壇にお供えする際には写真のようにお箸をお膳に寝かせて仏様の方に置いてください。 お箸をご飯に刺すという所作は、亡くなられた方への御供という意味だったからですね。
また、フルーツも早めに下げ、お土産などのお菓子は必ず包装紙を解いてください。
御仏壇は物置場ではありません。要は仏様とご一緒に賞味する、そんな心づかいでお供えすることが大切なのです。